現在完了形との違いもばっちり!過去完了形の使い方

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今回は、過去完了形の使い方についてご説明していきます。

こちら(わかりやすく説明!現在完了形の使い方)の記事で現在完了形についてご説明しましたが、過去完了形はこの現在完了形や過去形と混同しやすく、違いがいまいちよく分からない方も多いと思います。

ですが、過去完了形の考え方はそれほど難しくなく、現在完了形の考え方や用法をしっかりと理解できていれば、あとはどの時点を基準にしているかだけ気をつければ理解がしやすくなります。

現在完了形には下記の4つの用法があり、現在における完了、結果、経験、継続を表すことができました。

・完了用法

・結果用法

・経験用法

・継続用法

過去完了形も用法は同じで、現在完了形の過去バージョンです。

過去のある時点での完了、結果、経験、継続を表すことができます。

また、過去形は単に過去の出来事を表すだけですので、その違いに留意しましょう。

例えば、「私たちが駅に着いた時、電車はすでに出発していました。」は過去完了形の結果用法を使って’The train had already left when we got to the station.’と表すことができます。

これは、過去のある時点である「私たちが駅に着いた時」よりも「電車が出発した」のがより過去のため過去完了形を使って「電車が出発していた」という結果を表しています。

このように用法も現在完了形と同じなので理解はしやすいかと思います。

それでは過去完了形の作り方からご説明していきます。

目次

過去完了形の作り方

それではまず、過去完了形の作り方について下記の項目に沿ってご説明していきます。

・肯定文

・否定文

・疑問文

まずは肯定文からご説明します。

肯定文

語順は

主語+had+過去分詞+(目的語)

となります。

基本的に現在完了形の語順と同じですが、haveは常に過去形のhadになることに留意しましょう。

用法別の例文は次のセクションで説明しますが、まずは形について例文で確認してみましょう。

I had lived in Hong Kong for two years when I got married.

私は結婚したとき、香港に2年間住んでいました。

I had cooked dinner already when he came home.

彼が帰宅したとき、私はすでに夕飯を作り終えていました。

否定文

次に否定文について解説していきます。

否定文の語順は

主語+had+not+過去分詞+(目的語)

となります。

Had nothadn’tに短縮されることが多いのでこちらも覚えておきましょう。

それでは例文で形を確認しましょう。

I hadn’t had lunch when the lesson started.

レッスンが始まったとき、私はまだお昼ご飯を食べていませんでした。

She hadn’t started to read a book until I urged her to return it. 

私が彼女に、本を返すよう催促するまで、彼女はその本を読み始めていませんでした。

疑問文

最後に疑問文について解説していきます。

疑問文の語順は

Had+主語+過去分詞+(目的語)

となります。

また、過去完了形で質問された場合は次のように答えることができます。

Yes, 主語+had. はい、そうです。

No, 主語+had not. いいえ、違います。

例文で確認していきましょう。

Had you been to England before you studied abroad there?

あなたはイギリスに留学する前にイギリスに行ったことがありましたか?

Yes, I had. /  No, I had not.

はい、ありました。/ いいえ、ありませんでした。

Had you had sashimi before you came to Japan?

あなたは日本に来る前に刺身を食べたことはありましたか?

Yes, I had. /  No, I had not.

はい、ありました。/ いいえ、ありませんでした。

過去完了形の用法

次に、過去完了形の4つの用法について解説していきます。

現在完了形と同様に、過去完了形にも次の4つの用法があります。

・完了用法

・結果用法

・経験用法

・継続用法

それでは、完了用法から1つずつ見ていきましょう。

完了用法

完了用法は、過去のある時点において、さらにその前(過去)から始まった動作や事柄が完了したことを表すときに使われます。

早速、例文で確認してみましょう。

I had just finished my homework when my mother came home.

お母さんが帰ってきたとき、私はちょうど宿題を終えたところでした。

I had cleaned the rooms when she came home.

彼女が家に帰ってきたとき、私はちょうど部屋の掃除を終えたところでした。

結果用法

結果用法は、過去のある時点において、それより前(過去)の動作や出来事が影響を及ぼした結果について話すときに使われます。

例文:

Because she had loved France when she was a child she moved there.

彼女は子供のころ、フランスがとても好きだったため、フランスに引っ越しました。

I spent all my money because I had bought two cars.

私は車を2台も買ったため、お金を全て使い果たしてしまった。

経験方法

経験用法は、過去に経験したことのある事柄について話すときに使われます。

例文:

I had not been to Oceania until I went to New Zealand.

私はニュージーランドに行くまで、オセアニアにいったことがありませんでした。

I had studied other languages before I started to study Chinese.

私は中国語の勉強をはじめる前にも、他の言語を勉強したことがありました。

継続用法

継続用法は過去のある時点において、それより前(過去)に起こった動作や出来事が継続していることを表すのに使われます。

例:

I had studied English for seven years when I joined a trading company.

私は貿易会社に入社したとき、7年間英語を勉強していました。

I had played basketball before I graduated from high school.

私は高校を卒業する前までずっとバスケットボールをしていました。


ここまで、過去完了形の使い方についてご説明してきました。

過去完了形には、現在完了形と同じように完了用法、結果用法、経験用法、継続用法の4つの用法があります。

現在完了形が現在における完了、結果、経験、継続を表すのに対し、過去完了形は過去のある時点での完了、結果、経験、継続を表すことができます。

どの時点を基準にしているかを考えれば理解がしやすく、現在完了形と用法も同じなので、例文を何度も音読し使い方をマスターしてくださいね!

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