関係代名詞とは?分かりやすく解説します

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ここでは関係代名詞について解説していきます。

関係代名詞は代名詞と接続詞のはたらきをし、関係代名詞の直前に置かれた名詞(先行詞)と関係代名詞直後の節を繋ぐ働きがあります。

関係代名詞は使いこなせると便利な文法ですが、関係代名詞の種類や使い分けがややこしいと感じる方も多いのではないかと思います。

また、理解できても特にスピーキングで使うことは難しく、会話の中で使いこなせない方が多いです。

冒頭で関係代名詞は先行詞と名詞直後の節(関係詞節)を繋ぐはたらきがあるとお伝えしてきましたが、まずはこれについて例文を見てみましょう。

I bought a book which he read in the library yesterday.

私は彼が昨日図書館で読んでいた本を買った。

この例文の場合、関係代名詞whichが先行詞のa bookを「彼が昨日図書館で読んでいた本」(he read in the library yesterday)と説明しており、関係代名詞節と先行詞を繋いでいます。

この例文を関係代名詞を使わずに表現すると2つの文になります。

I bought a book. He read the book in the library yesterday.

私は本を買った。彼は昨日その本を図書館で読んでいた。

2つ目の文のthe bookwhichに変えたものが関係代名詞となり、文頭に持ってくることで1つ目の文と繋げることができます。

2つの文を関係代名詞の文にする流れを見てみましょう。

1 the bookwhichに変える

I bought a book. He read which in the library yesterday.

whichを文頭に持ってくる

I bought a book. Which he read in the library yesterday.

3 1つ目の文の先行詞と繋げることができ関係代名詞の文が完成

I bought a book which he read in the library yesterday.

なんとなくイメージはできたかと思いますが、まだまだ難しいと思うので細かくみていきましょう。

今回は、関係代名詞の基本である、次の3つの関係代名詞について解説していきたいと思います。

  • 主格の関係代名詞
  • 目的格の関係代名詞
  • 所有格の関係代名詞
目次

主格の関係代名詞

まずは、主格の関係代名詞についてご説明します。

主格とは、単語が主語と同じ役割を果たすことで、先行詞が主格の場合に使われる関係代名詞はwho、which、thatです。

語順は

先行詞+who / which / that+動詞

となります。

関係代名詞節の動詞は先行詞の何人称かによって変化します。

また、関係代名詞の使い分けは次の通りです。

who: 先行詞が人の場合

which 先行詞が物の場合

that: 先行詞が物や人の場合

早速、例文で確認してみましょう。

I know his older brother who(that) works at city hall.

私は市役所で働く彼のお兄さんを知っている。

上記の文は次の2つの文章が関係代名詞who(that)で繋がれています。

I know his older brother.  私は彼のお兄さんを知っている。

His older brother works at city hall.    彼のお兄さんは市役所で働いている。

もう1つご紹介します。

I threw away the TV which(that) was broken.

私は壊れていたテレビを捨てた。

上記の文は次の2つの文章が関係代名詞which(that)で繋がれています。

I threw away the TV. 私はそのテレビを捨てた。

The TV was broken. そのテレビは壊れていた。

目的格の関係代名詞

次に、目的格の関係代名詞についてご説明します。

目的格とは、その単語が目的語と同じ役割を果たすことで、先行詞が目的格の場合に使われる関係代名詞はwhom(who), which,thatです。

語順は

先行詞+whom(who) / which / that+主語+動詞

となります。

先行詞の使い分けは主格と同様ですが、whoの代わりにwhomが使われることも多いです。

なお、目的格の関係代名詞は省略することができます。

例文で確認しましょう。

She lost a necklace which her boyfriend presented to her.

彼女は、彼女のボーイフレンドがプレゼントしたネックレスをなくした。

上記の文は次の2つの文章が関係代名詞whichで繋がれています。

She lost a necklace. 彼女はネックレスをなくした。

Her boyfriend presented a necklace to her. 彼女のボーイフレンドが彼女にネックレスをプレゼントした。

もう1例文ご紹介します。

I was not able to meet an old friend whom she invited to the party.

私は彼女がそのパーティーに招待した古い友人に会うことができなかった。 

上記の文は次の2つの文章が関係代名詞whomで繋がれています。

I was not able to meet an old friend. 私は古い友人に会うことができなかった。

She invited an old friend to the party. 彼女は古い友人をそのパーティーに招待した。

所有格の関係代名詞

最後に、所有格の関係代名詞についてご説明します。

所有格とは、「〜の」と名詞を修飾する単語で、先行詞が所有格の場合に使われる関係代名詞はwhoseです。

語順は

先行詞+whose+主語+動詞

となります。

早速、例文をご紹介していきます。

He is living in a house whose roof is red.

彼は屋根が赤い家に住んでいます。

上記の文は次の2つの文章が関係代名詞whoseで繋がれています。

He is living in a house. 彼は家に住んでいる。

A house’s roof is red.  家の屋根は赤い。

もう1例文見てみましょう。

She has a son whose car is very expensive.

彼女にはとても高い車を持っている息子がいます。

上記の文は次の2つの文章が関係代名詞whoseで繋がれています。

She has a son. 彼女には息子がいる。 

Her son’s car is very expensive. 彼女の息子の車はとても高い。


ここまで、関係代名詞について解説してきました。

関係代名詞はwhowhichwhoseなど代名詞と接続詞のはたらきをするもので、関係代名詞の直前に置かれた名詞(先行詞)と関係代名詞直後の節を繋ぐ働きがあります。

例文で確認してきたように、2つの文章をつなぐことができる便利な文法で、日常会話や文章の中でも使われます。

しかし、特にスピーキングにおいては使いこなすことがとても難しいのも現実です。

今回は関係代名詞の基礎をご説明してきたのでしっかり理解して例文を何度も音読しましょう!

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