使役動詞と知覚動詞の受動態について詳しく解説します!

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今回は使役動詞と知覚動詞の受動態について解説していきたいと思います。

これまで本サイトでは通常の受動態の作り方から、第5文型の受動態の作り方まで解説をしてきました。

たくさん学習していただきましたが、使役動詞や知覚動詞の作り方は、これまで学習してきた作り方とまた異なる作り方となります。

まずは例文を見ながら簡単に見ていきましょう。

次の例文は使役動詞の能動態の文となります。

The teacher made the students write the essay.

先生は生徒たちにエッセイを書かせました。

これを受動態の文章に直すと次のようになります。

The students were made to write the essay by the teacher.

生徒たちは先生にエッセイを書かされました。

このように、使役動詞の受動態は補語の動詞をto不定詞にします。

本日は、この使役動詞と知覚動詞について詳しく解説していきたいと思います。

それでは見ていきましょう。

目次

使役動詞の受動態の作り方について

まずは使役動詞の受動態について下記の流れでご説明していきます。

  • 使役動詞の受動態1:makeを使った文の受動態
  • 使役動詞の受動態2:letを使った文の受動態

使役動詞とは、「〜に・・・させる」という使役の意味を表す動詞で、makehaveletがあります。

※使役動詞については下記を参考にしてください。

参考:使役動詞、知覚動詞を覚えよう!

haveを使った使役動詞の文は受動態の形がないため、makeletを使った文の受動態について解説していきます。

それではmakeから見ていきましょう。

使役動詞の受動態1:makeを使った文の受動態

まずは、使役動詞makeを使った文章について見ていきたいと思います。

使役動詞を受動態にする場合、補語の動詞をto不定詞にします。

語順は下記の通りです。

使役動詞makeの受動態の文の語順

主語+be動詞+made+補語(to不定詞)(+ by 動作主)

例えば、次の能動態の文を見てみましょう。

She made him clean the room.

彼女は彼に部屋を掃除させました。

この文を受動態にする場合、まず目的語himを主語に持っていき、補語のcleanをto不定詞にします。

その他は、通常の受動態の作り方と同様で、be動詞+makeの過去分詞とし、動作手をbyで表して次のようになります。

He was made to clean the room by her.

彼は彼女に部屋を掃除させられました。

それでは、例文で確認してみましょう。

She was made to apologize in front of everyone by her boss.

彼女は、上司にみんなの前で謝罪させられました。

上記文の能動態の文は下記の通りです。

Her boss made her apologize in front of everyone.

彼女の上司は、彼女にみんなの前で謝罪させました。

もう1つ見てみましょう。

The students were made to stay late after school by a teacher.

生徒たちは、先生に放課後遅くまで残らされました。

上記の文の能動態の文は下記の通りです。

The teacher made the students stay late after school.

先生は生徒たちを放課後遅くまで残らせました。

使役動詞の受動態2:letを使った文の受動態

次に、使役動詞letを使った文章について見ていきたいと思います。

使役動詞letの文を受動態にする場合、動詞をletからallowに変えます。

そして、補語はmakeの際と同様にto不定詞にします。

語順は下記の通りです。

使役動詞letの受動態の文の語順

主語+be動詞+allowed+補語(to不定詞)(+ by 動作主)

例えば、次の能動態の文を見てみましょう。

A teacher let him go home early.

先生は彼を早く家に帰らせた。

この文を受動態にする場合は、動詞をallowにして、補語はto不定詞にします。

その他は通常の受動態の作り方と同様で、次のような文になります。

He was allowed to go home early by a teacher.

彼は先生に早く家に帰ることを許されました。

他の例文も見てみましょう。

The students were allowed to use their phones by the teacher.

生徒たちは携帯電話を使うことを許されました。

上記の文の能動態の文は下記の通りです。

The teacher let the students use their phones.

先生は生徒たちに携帯電話を使わせました。

もう1つ見てみましょう。

The team was allowed to decide the schedule by the manager.

チームはスケジュールを決めることをマネージャーに許されました。

上記の文の能動態の文は下記の通りです。

The manager let the team decide the schedule.

マネージャーはチームにスケジュールを決めさせました。

知覚動詞の受動態の作り方について

次に、知覚動詞の受動態についてご説明します。

知覚動詞の文章を受動態にする場合は、目的語を主語に持っていき、補語はto不定詞にしてそのまま残します。

語順は次の通りです。

知覚動詞の受動態の文の語順

主語+be動詞+過去分詞+補語(to不定詞)(+ by 動作主)

例えば、次の知覚動詞の能動態の文章を見てみましょう。

They saw him leave the building.

彼らは彼が建物を出るのを見ました。

この文を受動態にする場合、目的語を主語に持っていき、補語はto不定詞にしてそのまま残します。

He was seen to leave the building.

彼は建物を出るのを見られました。

あとは通常の受動態の作り方と同じで上記のようになります。

それでは他の例文も見てみましょう。

The children were watched to play in the park by her.

子供たちは公園で遊んでいるのを彼女に見られました。

上記の文の能動態の文は下記の通りです。

She watched the children playing in the park.

彼女は子供たちが公園で遊んでいるのを見ました。

もう1文見てみましょう。

She was heard to sing a beautiful song.

彼女は美しい歌を歌うのを彼らに聞かれました。

能動態の文は次のとおりです。

We heard her sing a beautiful song.

私たちは彼女が美しい歌を歌うのを聞きました。


ここまで使役動詞と知覚動詞の受動態の作り方についてご説明してきました。

使役動詞と知覚動詞の受動態の作り方をマスターできれば、受動態はバッチリですので、使いこなせるように何度も音読や独り同時通訳を行って練習していきましょう。

※独り同時通訳については下記を参考にしてください。

参考:実はコレだけ!日常会話レベルの英語が話せるようになるスピーキング勉強法

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