英語を学ぶ前に:名詞について理解しよう

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ここでは英語の勉強をこれから始める方向けに、始めのうちに身につけておきたい名詞の知識についてご説明していきます。

大事な知識なのですでに勉強をされている方もぜひこの記事を読んでくださいね。

名詞とは、人やものごとの名前を表す語を言います。

英語には可算名詞や不可算名詞などの日本語にない名詞の概念があったり、名詞を単数のまま使ったり複数形にしたりと一口に名詞と言っても覚えないといけない知識がたくさんあります。

「そんな細かいことを覚えてなくても会話では伝わる。」ということを言われる方もいらっしゃると思います。

確かに複数形にすべきところを単数形にして話してしまっても、ネイティブスピーカーは理解してくれるでしょう。

しかし、英語をスラスラと話せるようになりたいのであれば細かいところも覚えていく必要がありますし、基礎的なことをしっかり理解して勉強をすすめることが英語をマスターする近道です。

そのため、ここでまずは名詞について基礎的事項をご説明していきますので、英語の勉強を本格的に始める前に確認していきましょう。

もちろん、すでに英語の勉強を進めている方も必ず身につけてほしい知識ですので、ぜひこの記事で勉強をしてくださいね!

それでは解説していきます。

目次

名詞の基礎

ここでは名詞の基礎について下記のとおりご説明していきます。

  • 可算名詞と不可算名詞
  • 総称の複数形

まずは1つ目から順に見ていきましょう。

可算名詞と不可算名詞

可算名詞とは、一定の形や限界があって数えられるものを表す名詞のことを言い、数えられる名詞とも呼ばれます。

例えば、applebookcarなどが可算名詞にあたります。

一方、不可算名詞とは、個数で数えることはできないとされるものを表す名詞で、数えられない名詞とも呼ばれます。

例えば、watermilkpaperなどが不可算名詞にあたります。

可算名詞には単数・複数の区別があり、単数には不定冠詞がつきますが、不可算名詞は基本的には複数形にせず不定冠詞もつきません。

例文の中で確認してみましょう。

I ate an apple in this morning.

私は今朝、りんごを1つ食べました。

不可算名詞を用いた例文も見てみましょう。

Can I have a glass of water?

お水を一杯もらえますか?

総称の複数形

次に総称の複数形についてご説明します。

総称の複数形とはある名詞について、一般的な概念やその種類全体について述べるときに名詞を複数形にするという文法です。

例えば、「このリンゴは甘い。」と、特定のりんごについて述べる場合は’This apple is sweet.’となりますが、「リンゴは甘い。」とりんご全体のことについて一般的なことを述べる場合はりんごを複数形にして’Apples are sweet.’と表します。

それでは例文を見てみましょう。

Craws are black.

カラスは黒い。

もう1文見てみましょう。

I don’t like shrimps.

私はエビが好きではない。

名詞の種類

次に名詞の種類について次のとおりご説明していきます。

・集合名詞

・固有名詞

・物質名詞

・抽象名詞

それでは集合名詞からご説明していきます。

集合名詞

集合名詞とは、いくつかの同種類のものの集合体を表す名詞のことを言います。

集合名詞には単数で扱う場合と複数で扱う場合がある名詞と、常に複数扱いする名詞の2つがあります。

例えば、familyは意味によって単数として扱う場合もありますし、複数として扱う場合もありますので見てみましょう。

(単数として扱う場合)

My family consists of five.

私の家族は5人家族です。

上記文では、家族を1つのまとまり集合体としているため、単数扱いとなります。

(複数として扱う場合)

His family don’t smoke.

彼の家族はタバコを吸いません。

上記文では、家族を構成する一人一人に焦点を当てているため、複数扱いとなります。

常に複数扱いをする集合名詞としては、policeを挙げることができます。

Police are looking into a case.

警察は事件を捜査中です。

それでは例文を見てみましょう。

My class consists of 30 students.

私のクラスの生徒数は30人です。

classは単数扱い、複数扱いがどちらもできる集合名詞ですが、上記例文ではクラスを集合体としているため、単数扱いとなっています。

もう1つ見てみましょう。

The cattle are drinking water.

その牛の群れは水を飲んでいます。

cattleは常に複数扱いする集合名詞のためbe動詞は複数形になっています。

固有名詞

次に固有名詞についてご説明します。

固有名詞とは、特定の人や事物の名前を言います。

単語は大文字で書き始め、特別な場合を除いて不可算名詞となり、不定冠詞をつけず複数形にもしませんが、定冠詞はつくものとつかないものがあります。

早速、例文で確認してみましょう。

Japan has the four seasons.

日本には四季があります。

もう1つ見てみましょう。

Mary is very kind.

メアリーはとても優しいです。

物質名詞

物質名詞とは、物質の名前で一定の形や区切りがないものを言います。

不可算名詞となり、通常は不定冠詞をつけたり複数形にはしません。

早速、例文で確認してみましょう。

People need air and water to live.

人が生きるためには空気と水が必要です。

もう1つ見てみましょう。

Light can travel faster than sound.

光は音より早く伝わります。

抽象名詞

最後に抽象名詞についてご説明していきます。

抽象名詞とは、具体的な形を持たない概念を表す名前で、性質・状態・動作・感情・学問・主義・運動・病気などを表す名詞のことを言います。

不可算名詞となり、一般的に無冠詞で単数形で用います。

早速、例文で確認してみましょう。

I like music very much.

私は音楽がとても好きです。

もう1つの例文を確認していきましょう。

Mathematics is very difficult for me.

数学は私にとってはとても難しいです。


ここまで英語の勉強をこれから始める方向けに、始めのうちに身につけておきたい名詞の知識についてご説明していきました。

名詞とは、人やものごとの名前を表す語を言いますが、一口に名詞と言ってもいくつかの種類があります。

英語には可算名詞や不可算名詞などの日本語にない名詞の概念があったり、名詞を単数のまま使ったり複数形にしたりと覚えないといけない知識がたくさんあります。

コミュニケーションの中では、正確に使うことができなくてもネイティブスピーカーは文章を理解してくれますが、英語をペラペラ話すようになりたい方は、しっかりと理解していただければと思います。

名詞が可算名詞なのか不可算名詞なのかや、集合名詞なのか、などは辞書を調べると必ず記載されていますので、新しい名詞に出会ったら必ず辞書で調べるようにしましょう。(辞書の使い方は下記の記事を参考にしてください。)

参考:【必読】英和辞書の正しい使い方

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