本日は疑問詞+to不定詞の使い方についてご説明していきます。
疑問詞+to不定詞は日常会話でもよく使われ、日本人にも使いやすい文法です。
しかし、疑問詞は通常の疑問文や間接疑問文にも使われるため、それらと混乱される方もいらっしゃると思いますので詳しく解説していきたいと思います。
まず、その名の通り、疑問詞+to不定詞は疑問詞のうしろにto不定詞がくるため、そこで他の疑問文を見分けるようにしましょう。
例えば次のような文が疑問詞+to不定詞の文です。
I don’t know what to do today.
私は今日何をすべきか分からない。
疑問詞whatのあとにto不定詞がきており「〜何をすべきか」というように訳しています。
このような形の文章をみなさんも見たことがあると思いますが、疑問詞の後にtoがきていることに気づくことができれば他の疑問文と見分けることも難しくないと思いますので、ここでしっかり理解していきましょう。
それでは具体的に見ていきましょう。
疑問詞+to不定詞の使い方
まずは疑問詞+to不定詞の用法について次の通りご説明していきます。
- 疑問詞+to不定詞の用法
- 疑問詞+to不定詞の置ける位置
それでは、1つ目からご説明していきます。
疑問詞+to不定詞の用法
疑問詞(what、which、where、when、howなど)のうしろにto不定詞をおいた、疑問詞+to不定詞は名詞句としての役割を果たし、意味は「〜すべきか」というように訳します。
よく使われる疑問詞と意味は次のとおりですので覚えましょう。
なお、why+to不定詞は原則使えませんので注意しましょう。
when to いつ〜すべきか
where to どこで〜すべきか
who to 誰を〜すべきか
what to 何を〜すべきか
which to どちらを〜すべきか
how to どのように〜すべきか
whether to 〜すべきかどうか
また、この疑問詞+to不定詞を使った文は、shouldを使った間接疑問文(疑問詞+should+動詞+(目的語))の意味と同じになります。(間接疑問文については「【超便利!】間接疑問文とは?」の記事を参照してください。)
どういうことか例文を見てみましょう。
I don’t know what to do today.
私は今日何をすべきか分からない。
上記は冒頭でご紹介した例文ですが、shouldを使って次のように書き換えることができます。
I don’t know what I should do today.
私は今日、何をすべきか分からない。
このように意味も同じになります。
もう1つ見てみましょう。
I will tell you how to go there.
どうやってそこに行くべきか教えましょう。
shouldで表すと次のようになり、意味も同じになります。
I will tell you how you should go there.
疑問詞+to不定詞の置ける位置
次に疑問詞+to不定詞を置ける位置についてご説明していきます。
疑問詞+to不定詞は名詞句のため、主語・補語・目的語・前置詞の目的語に置くことができます。
置ける位置について1つずつ例文で確認してみましょう。
主語
まず、疑問詞+to不定詞は主語に置くことができます。
この形で使われることは多くありませんが、理解できるようにするために例文で確認しておきましょう。
What to study is important.
何を勉強すべきかが大事だ。
How to lose weight is my matter of concern now.
どうやって体重を落とすべきかが今の私の関心事だ。
補語
疑問詞+to不定詞は補語にも置くことができます。
この用法はThe question is 〜やThe problem is 〜というように使われることが多いです。
例文を見てみましょう。
The question is where to visit in Japan.
問題は日本でどこを訪れるべきかということだ。
The problem is who to vote for.
問題は誰に投票するかだ。
目的語
次に目的語に置くパターンです。
この使い方はよく目にする使い方ですが、疑問詞+to不定詞は目的語に置くことができます。
早速、例文を見てみましょう。
Could you tell me how to get to the station?
駅への行き方(どのように行くべきか)を教えていただけますか?
I will tell you what to read as homework for the summer vacation.
夏休みの宿題として何を読むべきか教えましょう。
前置詞の目的語
最後に前置詞の目的語に置くパターンについてご説明します。
疑問詞+to不定詞は前置詞のうしろにも置くことができます。
例文で確認してみましょう。
I’m worried about whether to go to a cram school for the university entrance examination.
私は大学受験のために予備校に通うべきかどうか悩んでいる。
I have no idea about how to communicate with my subordinates.
私は部下たちとどのようにコミュニケーションを取るべきか分からない。
疑問詞+to不定詞の例文
疑問詞+to不定詞の使い方は理解できましたでしょうか?
ここでは例文を追加でご紹介していきますので、何度も繰り返し音読しましょう!
I want to decide when to travel to the United States.
いつアメリカに旅行に行くべきか決めたいです。
We talked about where to hold a party next year.
私たちは、来年どこでパーティーをすべきか話し合った。
I’m thinking about who to employ as a secretary.
誰を秘書として採用するべきか考えています。
Do you know what to eat for our health?
健康のために何を食べればいいか知っていますか?
I’m worried about which to buy.
私はどちらを買うべきか悩んでいる。
Could you tell me how to cook spaghetti with meat sauce?
スパゲティーミートソースの作り方を教えてもらえませんか?
When to take a day off is an important.
いつ休みを取るべきかは重要です。
The question is when to start this project.
問題はいつこのプロジェクトを始めるかだ。
I don’t know whether to tell the truth to her.
彼女に真実を言うべきかどうか分かりません。
I will teach you how to solve this question.
この問題の解き方を教えましょう。
ここまで、疑問詞+to不定詞の使い方についてご説明してきました。
疑問詞+to不定詞は日常会話でもよく使われ、日本人にも使いやすい文法です。
疑問詞は通常の疑問文や間接疑問文にも使われるため、混乱される方もいらっしゃると思いますが今回の解説で使い方や訳し方を理解いただけたかと思います。
今回は例文も多めに紹介してきましたので、ぜひ何度も音読して会話でたくさん使えるようにしてくださいね!