英語の勉強を始める際に、何から手をつければいいのか、どんな方法で勉強すれば良いのか、迷う方も多いと思います。
- 単語の暗記
- 発音
- 文法の勉強
- シャドーイング
インターネットで調べてみても多くの勉強法が紹介されていて迷ってしまいますよね。
でも、実は英語の勉強はとてもシンプルです。
英文法の理解をしたあとに「音読」と「独り同時通訳」を行えば誰でも英語を話せるようになります。
なぜなら、語学はインプットとアウトプットが重要で、音読と独り同時通訳でその2つを効果的に行えるからです。
例えば、私たちも小さい頃からお母さんやお父さんなど周りの人たちが話す言葉を聞いて言葉を覚えたり、覚えた言葉を口に出すことを繰り返して日本語を話せるようになってきました。
学校に入っても国語の授業で音読をしたと思いますし、文法を習ってキレイな日本語を作る練習をしてきたと思います。
英語も同様に、音読で単語や文法を体に染み込ませ、独り同時通訳で文法を使いこなす練習を行えば誰でも英語を話せるようになることが可能です。
ただし、シンプルな練習方法ではありますが、英語は巷であふれているような「楽に」、「簡単に」英語を勉強できる方法ではマスターすることはできないため、これからご紹介する方法でも一定の努力は必要となります。
実際、私も英語を話せるようになるために上記の勉強を行いました。
1年努力した結果、外資系企業で働けるレベルにまで英語力を上げることができました。
その前に7年近く英会話学校に通ってもペラペラになれなかったのにわずか1年でです・・・!
それでは、具体的な勉強方法を紹介していきます。
最速で日常会話レベルの英語をマスターするには
英語を最速でマスターするには前述の通り「音読」と「独り同時通訳」が必要です。
なぜなら、語学の勉強はスポーツと同じでインプットとアウトプットが必要だからです。
例えば、バスケットボールのシュートを考えてみると、まずシュートを打つためのフォームをコーチから教えてもらうと思います。
その後ゴールの周辺からシュート練習をしてフォームや感覚を体に染み込ませます(インプット)。
しかし、それだけで試合でシュートを入れることは難しいですよね。
仲間からパスを受けたり、対戦相手のディフェンスをくぐり抜けてシュートを打つなど、試合を想定して、5対5や紅白戦などの実践練習(アウトプット)が必要だと思います。
英語も同じで、まずは文法や単語を音読でインプットします。
その後、独り同時通訳で文脈や状況に合わせて使う文法や単語を選択しアウトプットする練習をしていきます。
私が実践した具体的な英語勉強法
それでは、音読と独り同時通訳について私が実際に勉強したステップを紹介していきます。
ステップ1:英文法の勉強
音読と独り同時通訳練習の前に、文法を一通り理解することが必要です。
そのため、市販のもので構いませんので文法書を一冊準備してください。
市販のテキストであれば自分の使いやすいテキストを使っていただいて問題ありません。
準備いただいたら、そのテキストを読み込み文法の勉強を行なってください。
文法の勉強方法については中学校や高校で行なっていただいていた勉強方法で構いません。
内容を熟読し、テキストに沿って学習を行なってください。
ステップ2:音読
文法1項目の学習が完了したら、テキスト内で紹介されていた例文を音読しましょう。
手順は下記のとおりです。
1 日本語文を見て口頭で訳せるかチェック
まず、英文を見ずに日本語文だけを見て口頭で訳しせるかどうかチェックします。
この際紙に書かず口頭で訳すだけで問題ありません。
2 英文を見て30回音読
訳せなければ英文を見て30回音読します。
最初はゆっくりで大丈夫ですが、慣れてきたら自分の出せる最大の速さで音読しましょう。
実際に話す際は、練習よりも速い速さで話すことはできないため、練習の時から最大スピードで話すよう心がけます。
3 日本語文を見て30回音読
次に日本語文のみを見て音読しましょう。
この時、使っている文法を理解しながら音読することが重要です。
こちらも最初はゆっくりで大丈夫ですが、慣れてきたら自分の出せる最大の速さで音読しましょう。
4 次の英文へ進む
次の英文も上記1〜3の手順で練習してください。
上記方法で全ての英文を日本語文だけを見て言えるようになるまで繰り返し練習しましょう。
目安としては毎日練習し、1週間で全て暗記できることを目標にしましょう。
ステップ3:独り同時通訳
音読で文法を体に染み込ませたら、その文法を使用して英文を作る練習をしましょう。
1 日本語を頭に思い浮かべる
まず、練習したい文法を使って英文を作るために、言いたい文章を日本語で頭に思い浮かべます。
例えば「現在進行形」の文法の練習をする場合は「彼は今、大学の図書館で英語の勉強をしている。」という日本語を思い浮かべることができると思います。
2 口頭で英訳する
日本語を思い浮かべたらそれを英語に訳してみましょう。
この時、紙には書かずに頭の中で英文を組み立てて声に出すことが重要です。
先ほどの日本文を訳すと、一例として
He is studying English now in the library of his university.
のような英文が作れると思います。
3 正しい英文を作る
口頭で訳した後、分からない単語や文法、あやふやな部分を辞書などで調べましょう。
例えば上記英文のうち、大学の図書館は”the library of his university”でも通じますが、辞書を見ると”a university [college] library” がコロケーションとして掲載されています。
こちらのコロケーションの方がより自然な英語のため、”a university library”を使って再度英文を作りましょう。
4 作り直した英文を10回以上音読する
その後、正しく作り直した英文を10回以上音読しましょう。
辞書で調べたコロケーションなどを新たにインプットすることができます。
上記練習で、1つの文法項目で50〜100例文作っていきましょう(期間目安:1週間程度)。
100例文も作ればどのような文脈でその文法を使えばよいのかが身についてきます。
また、100例文作っていくと同じような英文になってしまうことがあると思いますが、前回言えなかった英文が言えるようになっていれば同じ英文を作ってしまっても問題ありません。
日常会話レベルの英語をマスターするための練習方法をご紹介してきました。
巷ではさまざまな勉強方法が紹介されていますが、英語が話せるようになる最短の方法は「音読」と「独り同時通訳」です。
何百回も音読をし、口頭で例文を作ることは楽なことではありません。
しかし、地道にこれらの努力を続けることが最短の方法です。
能力やセンスは必要ありません。必要なのは正しい練習方法で毎日コツコツ努力を続けることのみです。
ご紹介した方法で文法を学習し、音読で文法を体に染み込ませ、独り同時通訳練習で文法を使いこなす練習を行えば、誰でも確実に日常会話レベルの英語をマスターすることが可能です。
ぜひ、努力の先にある英語が話せる感覚や英語が話せる喜びを体感してください!