今回は、初心者の方向けのリスニング勉強法についてお話ししていきたいと思います。
以前、こちら(着実にリスニング力アップ!リスニング勉強法)の記事で、リスニングの勉強法についてお話ししてきました。
しかし、特に初心者の方だと、どのような教材を使って具体的にどのように勉強していけばいいのか分からない方も多いと思います。
そこで今回は、リスニングの勉強の1つであるディクテーションについて、オススメの教材もご紹介しながら解説していきたいと思います。
基本的に教材についてはみなさんの好きなものを使っていただくようお話ししていましたが、オススメの教材をご紹介することで準備しやすく、取り組むハードルが下がりますよね。
私も実際に使った教材をご紹介していきますのでみなさんもぜひ準備して取り組んでいっていただければと思います。
リスニング勉強にオススメの教材
それでは、初心者の方が取り組むのにオススメのリスニング教材をご紹介していきます。
オススメの教材は次の3つになります。
- インターネットサイト:リスニングプラザ
- YouTubeチャンネル:Micaela ミカエラ
- YouTubeチャンネル:Sharmeleon
1つ目の教材からご紹介していきます。
インターネットサイト:リスニングプラザ
こちらのサイトは、リスニングのディクテーションに特化したサイトで、無料で教材を使用することが可能です。
URL:リスニングプラザ
また、詳しく「学習手順」を説明してくれており、ディクテーションで使用する「書き取りシート」も準備してくれているため、印刷すればすぐに勉強を始められます。
初級から上級まで全60題もあるため、初心者の方でも初級からしっかりと勉強を進めていけば、リスニングの基礎固めをすることが可能です。
なお、初級レベルの方は初級から初めて中級レベルまで取り組みましょう。(上級レベルは今の段階では不要です)
なお、教材の中で文法は中級レベルの文法が使われているものもありますので、ディクテーションの勉強を行う前に必ず文法の勉強を一通り終わらせてからディクテーションに取り組みましょう。
YouTubeチャンネル:Micaela ミカエラ
こちらはYouTubeで見ることができる動画で、TouTuberミカエラさんのYouTubeチャンネルとなります。
URL:Micaela ミカエラ
ミカエラさんは日本に在住しているネイティブスピーカーで、チャンネル内では日本の観光地や日本文化などを題材にした動画が上げられています。
ネイティブスピーカーであるため、友人などとの会話の時の話す速さはとても速いですが、ナレーション部分は適度な速さでディクテーションに最適です。
発音もとてもキレイで聞き取りやすいため、ネイティブスピーカーの実際の音源から音の崩れを学ぶことができます。
また、日本語を話すことができるため、ほとんどの動画に日本語を用意してくれていますので、意味の確認などにとても便利です。
ある程度基礎的な聞き取りができるようになってから取り組むのが好ましいため、リスニングプラザを中級まで終えてから取り組むようにしましょう。
日本の観光地や文化を取り上げているため、背景知識などもある程度あり取り組みやすいと思います。
古いものから1つずつ取り組んでも構いませんし、興味がある動画から取り組んでも構いません。
初めて聞いて7割意味が理解できるようになるまではディクテーションしていきましょう。
YouTubeチャンネル:Sharmeleon
こちらもYouTubeで見ることができる動画で、TouTuber SharlaさんのYouTubeチャンネルとなります。
URL:Sharmeleon
ミカエラさんと同じくネイティブスピーカーですが、ミカエラさんより声の高さが低いため少し難易度が高く思えると思います。
しかし、ミカエラさんと同じように日本の観光地や日本文化を題材にしており、取り組みやすいと思いますので、古いものから1つずつ取り組むか、興味がある動画から取り組むかし、ディクテーションしていきましょう。
こちらも同じように、初めて聞いて7割意味が理解できるようになるまではディクテーションに取り組んでいきましょう。
具体的なディクテーション勉強法
ここでは具体的なディクテーションの手順についてお話ししていきます。
基本的に流れについては同じですが、以下の2つに分けてお話ししていきたいと思います。
- リスニングプラザを使ったディクテーションの手順
- YouTubeを使ったディクテーションの手順
それではまず、リスニングプラザを使った勉強方法からご説明していきます。
リスニングプラザを使ったディクテーションの手順
まずは、リスニングプラザを使ったディクテーションの手順ですが、こちらはリスニングプラザ内に詳しい学習手順が載っていますのでそちらの通りに進めていただければと思います。
YouTubeを使ったディクテーションの手順
次にご紹介したYouTubeチャンネルの動画を使ったディクテーションの手順についてご説明していきます。
具体的な流れは次の通りです。
- 英語を聞き、書き取りを行う
- 答え合わせ
- 意味や文法構造の確認
- 英文を聞く
それでは、1番目からご説明していきます。
1 英語を聞き、書き取りを行う
まずは取り組む範囲を決め、ディクテーションを行なっていきます。
目安としては、毎日30分ディクテーションを行うとすると、動画内の1分間の動画を15分でディクテーションし、残りの15分で答え合わせを行うのがよいでしょう。
30分の勉強で1分だけ?と思われるかもしれませんが、慣れるまではかなり労力を使いますので1分でもお腹いっぱいになると思います。
もちろん時間をかけられる方は全て書き取りできるまで何十分かけても構いません。
動画を見て、聞き取った英語を紙に一字一句書き出していきましょう。
この際、途中で一時停止したり、繰り返し聞いても構いません。
どうしても聞き取れない場合、文の構造から単語を推測しても構いませんが、辞書などは使わずにまずは書き取りを行なってください。
2 答え合わせ
15分間の中で、全て聞き取れるか、これ以上聞き取れないところまできたら、英語字幕をつけて答え合わせを行なってください。
特に聞き取れなかった部分や、あやふやだった部分については単語にどのような音の変化が起こっているかを確認してください。
3 意味や文法構造の確認
答え合わせをした英文を見て文法構造を確認しながら訳していってください。
日本語字幕があれば、ご自身で訳したあとに日本語字幕を見て答え合わせをしてください。
さらに、知らない単語やコロケーションなどの語いも辞書を引いて確認しましょう。
辞書に載っていなくてもそのYouTuberが頻繁に使う単語の組み合わせがあれば、それもコロケーションになりますので意識して確認をしていきましょう。
4 英文を聞く
意味や文法構造が分かったら、再度英語を聞きます。
次の4つの方法で時間の許す限りリスニングしましょう。
- 字幕を見て、音の崩れに注目してリスニング
- 字幕を見ずに、音の崩れに注目してリスニング
- 英語字幕を見て、頭で意味を訳しながらリスニング
- 英語字幕を見ずに、頭で意味を訳しながらリスニング
ここまで、初心者の方向けのリスニングの勉強方法についてご説明してきました。
リスニングの勉強は根気と努力のいる勉強となりますが、コツコツ地道に頑張れば必ず聞き取りができるようになります。
そのためにまず行なっていただきたい勉強はディクテーションとなりますので、今回ご紹介した教材や勉強法を参考にしていただき勉強を進めていっていただければと思います。