使役動詞、知覚動詞を覚えよう!

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英語の第5文型で使う動詞に、使役動詞と知覚動詞というものがありますが、みなさんは勉強したことがありますか?

この使役動詞と知覚動詞ですが、特に使役動詞はとても便利な表現で、日常会話のみならずビジネスで使われることもあります。

学校でも学んだことがある方もいらっしゃるかと思いますが、使役動詞はmakehaveletの3種類があり、それぞれ第5文型の文章で使うことで、「〜に・・・させる」、「〜に・・・してもらう」、「〜に・・・させておく」という意味になります。

知覚動詞はsee、hear、feelなど五感に関わる動詞で、「〜が・・・するのが見える」、「〜が・・・するのが聞こえる」などの意味になります。

1つ使役動詞を使った例文をご紹介すると、「彼の上司が彼に残業をさせた。」は、使役動詞makeを使って’His boss made him work overtime.’と表すことができます。

それでは、使役動詞と知覚動詞の使い方について詳しく見ていきましょう。

なお、第5文型についてまだ学んでいない方は、下記の記事で勉強してから進んでくださいね。

参考:保存版!英語文型5パターンをマスター!

目次

使役動詞の使い方

使役動詞と意味は以下のとおりとなり、第5文型の文章で使用されます。

make:(強制的に)〜させる

have:〜してもらう

let:(自由に)〜させる

語順は第5文型の語順ですが、補語に動詞がくる場合は動詞の原型になることに注意しましょう。

補語には動詞の他に過去分詞や形容詞、句を置くことができるため、次の2つについて詳しく見ていきます。

  • 補語に動詞がくる場合
  • 補語に過去分詞や形容詞などがくる場合

まずは動詞がくる場合の使い方について確認していきましょう。

補語に動詞がくる場合

第5文型(主語+動詞+目的語+補語)の補語に動詞がくるパターンでは、動詞は原型になることに注意しましょう。

早速、それぞれの使役動詞を使って文章を作ってみましょう。

His father made him eat vegetables.

彼の父親は彼に(強制的に)野菜を食べさせた。

His father had him eat vegetables.

彼の父親は彼に野菜を食べてもらった。

His father let him eat vegetables.

彼の父親は彼に(自由に)野菜を食べさせた。

動詞以外は同じですが、意味が異なってくることが分かると思います。

まず、makeの文は強制的に野菜を食べさせたという意味ですが、haveの文は強制ではないが、食べるよう指示して食べてもらった、というニュアンスです。

また、letを使うと自由に食べさせたという意味になります。

もう1つ比べて見てみましょう。

I made him fix my car.

私は彼に私の車を修理させた。

I had him fix my car.

私は彼に私の車を修理してもらった。

I let him fix my car.

私は彼に私の車を(自由に)修理させた。

同じようにmakeの文は強制的に車を修理させたという意味ですが、haveの文は強制ではないが、指示やお願いをして修理してもらった、というニュアンスで、letの文は自由に修理させた、という意味になります。

補語に過去分詞や形容詞などがくる場合

使役動詞を使う場合、補語に過去分詞や形容詞、句をおくことができます。

早速、例文を見てみましょう。

過去分詞がくる場合

I had my hair cut in a beauty salon.

美容院で髪を切ってもらった。

He had his car fixed.

彼は車を直してもらった。

形容詞がくる場合

That news made me sad.

そのニュースは私を悲しませた。

She always makes me happy.

彼女はいつも私を幸せな気持ちにさせてくれる。

句がくる場合

She let her children in the park.

彼女は子どもたちを公園にいさせた。

My boss let them in our office.

上司は彼らを事務所に入れた。

知覚動詞の使い方

次に知覚動詞の使い方について次のとおりご説明していきます。

  • 補語に動詞がくる場合
  • 補語に過去分詞や形容詞などがくる場合

知覚動詞とは、五感に関わる動詞で、seewatchhearlistenfeelsmellなどがあります。

使役動詞と同じように第5文型で使用されます。

補語には動詞の他に過去分詞や形容詞、句をおくことができるため、まずは動詞がくるパターンからみていきましょう。

補語に動詞がくる場合

第5文型の補語に動詞がくるパターンでは、動詞は原型か現在分詞となります。

原型がくる場合は「動作を始めから終わりまで見たり聞いたりした」ということで、現在分詞がくる場合は「動作の一部(途中からまたは、途中まで)を見たり聞いたりした」というニュアンスとなります。

それでは、動詞が原型と現在分詞の2つのパターンを例文で確認してみましょう。

I watched him play baseball in the park.

I watched him playing baseball in the park.

私は彼が公園で野球をしているのを見た。

どちらも同じ訳ですが、原型の方は「彼が公園で野球をしているのを最初から最後まで見た。」というニュアンスで、現在分詞の方は「彼が公園で野球をしているところを一部(途中からまたは途中まで)見た。」というニュアンスになります。

I listened to my sister play guitar.

I listened to my sister playing guitar.

私は妹がギターを弾くのを聞いた。

上記の分も、どちらも同じ訳となりますが、原型の方は「妹がギターを弾くのを最初から最後まで聞いた。」というニュアンスで、現在分詞の方は「妹がギターを弾くのを一部(途中からまたは途中まで)聞いた。」というニュアンスになります。

補語に過去分詞や形容詞などがくる場合

知覚動詞を使う場合も、補語に過去分詞や形容詞、句をおくことができます。

こちらは第5文型を使うときと同じですが、例文を見てみましょう。

過去分詞がくる場合

I saw her hit by him.

私は彼女が彼に叩かれているところを見た。

I smelled something burnt.

私は何かが燃やされているにおいを感じた。

形容詞がくる場合

I smelled the chocolate cake sweet.

私はそのチョコレートケーキから甘い香りを感じた。

I felt the wind very strong.

私は風がとても強いのを感じた。

句がくる場合

I saw my cat on his lap.

私は猫が彼の膝に乗ったのを見た。

I felt my feet in the water.

私は足が水の中に入ったのを感じた。


ここまで、使役動詞と知覚動詞についてご説明してきました。

この使役動詞と知覚動詞ですが、特に使役動詞はとても便利な表現で、日常会話のみならずビジネスで使われることもあります。

今回は、微妙なニュアンスの違いも含めてご説明してきましたので、しっかりと作り方を理解していただいて日常会話の中でもたくさん使っていってくださいね!

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