今回は、接続詞のうち、時を表す接続詞と理由を表す接続詞をご紹介していきます。
以前、以下の記事でよく使う接続詞についてご紹介しました。
参考:【よく使う接続詞10選】接続詞とは何かを理解して、覚えよう!
今回は、上記の記事で紹介しきれなかった時と理由を表す接続詞をご紹介していきます。
まず、復習になりますが、接続詞とはどういうものでしょうか?
以前の記事で学んでいただいた方はバッチリお分かりだと思いますが、接続詞とは、語と語、句と句、節と節を繋げるはたらきをする語です。
文法上対等の関係にあるものを結ぶ等位接続詞と、従属節を主節に結びつける従位接続詞があります。
今回は次の接続詞についてご紹介していきたいと思います。
・時を表す接続詞
until
till
as soon as
once
every time、each time
・理由を表す接続詞
as
since
now (that)
それでは解説をしていきます。
時を表す接続詞について
まずは、時を表す接続詞について下記の通りご説明していきます。
until
till
as soon as
once
every time、each time
untilから見ていきましょう。
時を表す接続詞1:untill
untilは「〜まで」と一定期間継続する動作の終了時を示す接続詞です。
早速、例文で確認していきましょう。
I usually work from eight o’clock until five o’clock.
私はいつも8時から5時まで働いています。
もう1つ見てみましょう。
She was watching TV until her mother came home.
彼女は母親が帰ってくるまでテレビを見ていました。
時を表す接続詞2:till
tillも「〜まで」と一定期間継続する動作の終了時を示す接続詞です。
untilと同じ意味ですが、untillの方が使用頻度が高いです。
こちらも例文で確認してみましょう。
I need to wait in her home till she comes home.
私は彼女が帰ってくるまで彼女の家で待つ必要があります。
もう1文見てみましょう。
You go straight on till you reach the bus station.
バス停に着くまで、まっすぐ進んでください。
時を表す接続詞3:as soon as
次にas soon asについてご説明します。
as soon asは「〜するとすぐに」という意味を表します。
早速、例文を見てみましょう。
As soon as you arrive at the airport, you need to get Wi-Fi.
空港に着いたらすぐに、Wi-Fiを手に入れる必要があります。
もう1つ見てみましょう。
She turned on the air conditioner as soon as came home.
彼女は家に帰るとすぐにエアコンの電源を入れました。
時を表す接続詞4:once
onceは「いったん〜すると」、「〜するとすぐに」という意味を表す接続詞です。
例文を見てみましょう。
Once you live here, you will like this place.
いったんここに住むと、あなたはこの場所が好きになるでしょう。
もう1つ見てみましょう。
Once he quit his job, he found a new job.
彼は仕事を辞めるとすぐに新しい仕事を見つけました。
時を表す接続詞4:every time、each time
every time、each timeは「〜する時はいつも(必ず)」という意味を表します。
早速、例文で確認してみましょう。
Every time I meet her, she wears a blue dress.
私が彼女に会うときはいつも、彼女は青いワンピースを着ています。
each timeを使った例文も見てみましょう。
I’m able to learn a lot of things each time I read books.
本を読むと必ず、私はたくさんのことを学ぶことができます。
理由を表す接続詞について
次に、理由を表す接続詞について下記の通りご説明していきます。
as
since
now (that)
asから見ていきましょう。
理由を表す接続詞1:as
「【よく使う接続詞10選】接続詞とは何かを理解して、覚えよう!」の記事でもチラッとご紹介しましたが、asは時や理由など様々な意味を表す接続詞です。
理由を表す意味としては「〜なので」、「(〜する)から(ので)」というように訳すことができます。
becauseとの違いは、becauseは聞き手が知らない新情報が理由になる場合に使用されるのに対し、asは聞き手も知っている理由の場合に使われます。
例文で確認しましょう。
As he wasn’t able to come, tonight’s party wasn’t held.
彼が来ることができなかったので、今夜のパーティーは開かれませんでした。
もう1つ確認しましょう。
I want to buy a new wallet as my wallet which I’m using now is broken.
今使っているお財布は壊れているので、私は新しいお財布が欲しいです。
理由を表す接続詞2:since
sinceも「〜だから」、「〜なので」や「〜である以上」という意味を表す接続詞です。
becauseとの違いはasの場合と同じで、becauseは聞き手が知らない情報が理由になる場合に使用されますが、sinceは聞き手も知っている理由の場合に使われます。
例文で確認しましょう。
I took annual leaves since I went to travel in America.
私はアメリカ旅行に行ったので、有給休暇を取りました。
もう1つ見てみましょう。
She passed the test since she studied very hard for a year.
彼女は1年間とても一生懸命勉強したため、その試験に合格しました。
理由を表す接続詞3:now (that)
now (that)は「(今や)〜だから」、「〜である以上」という意味を表す接続詞です。
now (that)の節内の動詞は現在(過去)完了形か状態動詞の現在(完了)形となります。
例文で確認しましょう。
Now that she has graduated from the university, she has to find a job.
彼女は大学を卒業したので、仕事を探す必要があります。
もう1文確認しましょう。
Now that I have recovered from being sick, I have to go to work.
病気から回復したので、私は仕事に行く必要があります。
ここまで、時を表す接続詞と理由を表す接続詞についてご説明してきました。
どちらも複数接続詞があり混乱すると思いますが、微妙なニュアンスを理解した上で何度も例文を音読し、ご自身でも文章を作ることで使いこなせるようになってきますので少しずつ頑張っていきましょう!