動名詞をマスターしよう!(意味上の主語、時制、否定形、慣用表現)

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本日は動名詞の意味上の主語や時制、否定形、慣用表現についてご説明していきたいと思います。(動名詞の基礎についてまだ勉強されていない方は下記の記事で勉強してから、この記事を読んでくださいね。)

参考:to不定詞との使い分けも解説!動名詞の使い方

動名詞の意味上の主語はなかなか分かりずらい概念かもしれませんが、英語を正確に理解したり、正確に伝えるためには重要なものとなります。

また、慣用表現も覚えておくと便利ですのでこの記事でしっかり学習していきましょう。

早速ですが、動名詞の意味上の主語とは何か、みなさんご存じでしょうか?

動名詞の意味上の主語とは、主節の主語が動名詞の動作を行う主語と異なる場合、動名詞の動作を行う実際の主語を動名詞の前に置いたものです。

例えば次の例文を見てみましょう。

I’m worried about her failing to pass a university entrance examination.

私は彼女が大学入試に失敗することについて心配している。

この文章の中で、fallingの前に置かれているherが意味上の主語となります。

今回はこの動名詞の意味上の主語について詳しく見ていき、その他にも動名詞の時制や否定形、動名詞を使った慣用表現についてもご紹介していきます。

目次

動名詞の意味上の主語について

まずは動名詞の意味上の主語についてご説明していきます。

冒頭でもご説明しましたが、動名詞の意味上の主語とは、主節の主語が動名詞の動作を行う主語と異なる場合、動名詞の動作を行う実際の主語を動名詞の前に置き、動名詞の動作主を表したものです。

動名詞が主語に置かれる場合、通常はその意味上の主語は所有格にして動名詞の前に置きます、動名詞が他動詞や前置詞の目的語に置かれる場合は、意味上の主語を所有格か目的格にして動名詞の前に置きます。

例えば、次の文を見てみましょう。

His smoking offends me.

彼が喫煙することで、私は気分を害する。

上記の文では、動名詞が主語になっていますが、smokingの動作を行っているのは「彼」(he)のため所有格のhimにして動名詞の前に置きます。

次に、動名詞が他動詞や前置詞の目的語に置かれる文を見てみましょう。

I don’t like him(his) smoking.

私は彼が喫煙するのは好ましくないと思う。

この場合もsmokingの動作を行っているのは「彼」ですので、heを所有格または目的格にして動名詞の前に置きます。

それでは、例文で確認してみましょう。

I’m satisfied with her visiting my house.

私は彼女が私の家を訪問してくれたことに満足している。

もう1つ見てみましょう。

My father telling my friend such a thing makes me sad.

私の父親が私の友達にそんなことを言って、私は悲しい。

動名詞の時制、否定形について

ここでは、動名詞の時制や否定形について次の順でご説明していきます。

  • 動名詞の時制について
  • 動名詞の否定形について

それでは時制の表し方から確認していきましょう。

動名詞の時制について

動名詞の時制が文のメインとなる動詞の時制より過去の場合は、動名詞を「having+過去分詞」と表します。

早速、例文で確認していきましょう。

I’m sorry for having made a mistake yesterday.

昨日、誤りを犯してしまったことを申し訳なく思っています。

もう1例文を確認してみましょう。

She is worried about having lost her wallet at the station yesterday.

彼女は昨日、駅で財布を落としてしまったことを心配しています。

動名詞の否定形について

次に動名詞を否定形にする方法についてご説明していきます。

こちらはそんなに難しくなく、動名詞の前にnotを置き「not+動名詞」の形で否定形にすることができます。

それでは早速、例文を見てみましょう。

She was angry at him not giving her a present on her birthday.

彼女は彼が彼女の誕生日にプレゼントをくれなかったことに対して怒っています。

もう1つ例文を確認していきましょう。

I’m sorry for not joining the party tomorrow.

明日のパーティーに参加できなくて申し訳なく思っています。

動名詞の慣用表現について

ここでは動名詞の慣用表現についてご紹介していきます。

今回ご紹介する慣用表現は次の5つです。

It is no use 〜ing

There is no 〜ing

on 〜ing

worth 〜ing

never ・・・without〜

何度も音読して覚えましょう。

それでは1つ目からご説明していきます。

It is no use 〜ing

It is no use 〜ingは「〜しても無駄である」と言う意味を表す慣用表現です。

例文:

It is no use going so early.

そんなに早く行っても無駄です。

It is no use studying while watching TV.

テレビを見ながら勉強しても無駄です。

There is no 〜ing

There is no 〜ingは「〜することはできない」と言う意味を表す慣用表現です。

例文:

There is no telling when he comes to school.

彼がいつ学校に来るかは分かりません。

There is no doing this task by myself.

私一人でこのタスクを行うことはできません。

on 〜ing

on 〜ingは「〜するとすぐに」と言う意味を表す慣用表現です。

主節と従属節の主語が同じ場合は使いやすい表現ですが、主語が異なる場合は意味上の主語をつけることを忘れないようにしましょう。

例文:

On arriving at home, he went to bed.

家に着くとすぐに彼は寝ました。

On her visiting his house, they started to eat dinner.

彼女が彼の家を訪れるとすぐに、彼らは夕食を食べ始めました。

worth 〜ing

worth 〜ingは「〜する価値がある」と言う意味を表す慣用表現です。

例文:

This book is worth reading.

この本は読む価値があります。

English is worth studying.

英語は勉強する価値があります。

never ・・・without〜

never ・・・without〜は「・・・すれば必ず〜する」と言う意味を表す慣用表現です。

例文:

I never study without listening to music.

私は勉強をするときは必ず音楽を聞きます。

She never reads a book without drinking coffee.

彼女は読書をすると必ずコーヒーを飲みます。


ここまで、動名詞の意味上の主語や時制、否定形、慣用表現についてご説明してきました。

今回ご説明してきたことを使いこなせるようになれば、動名詞は会話に困らないくらいマスターできたことになりますので、例文を何度も音読して使いこなせるようにしていってくださいね!

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