否定の使い方を学ぼう!(none, hardly, scarcely, seldom, rarely)

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ここでは否定の使い方について学習していきます。

今回ご紹介していく否定は日本人にはあまり馴染みのないもののため、練習しないと使いにくい文法になるかと思います。

ここでしっかり理解を深めていきましょう。

さて、否定語句といえばnotneverが一般的に思い浮かぶと思いますが、それ以外の語句も使われます。

みなさんは他の否定語句についてどれくらい知っていますか?

詳しくお話しするとたくさんありますが、今回ご紹介する否定語句としては、以下のようなものがあります。

none

hardly

scarcely

seldom

rarely

例えば、hardlyを使うと次のような文章を作ることができます。

I could hardly slept at the hotel last night.

昨夜はホテルでほとんど眠ることができませんでした。

hardlyは「ほとんど〜ない」という意味を表す否定語句です。

今回はこれらの否定語句についてご紹介していきたいと思います。

目次

否定の基礎1:none

まずは否定語句のnoneについて次の通りご説明していきます。

  • 否定語句noneの使い方について
  • 否定語句noneを使った慣用表現について

それではまずnoneの使い方から見ていきましょう。

否定語句noneの使い方について

noneは「何ひとつ・・・ない」、「誰ひとり・・・ない」と言う意味を表す代名詞です。

noneは前に出てきた特定された名詞を受けて、「no+(前にでてきた名詞)」と同じ意味となります。

前に特定の名詞が出てこない場合はnoneは使えずnothingを用いることになりますので留意しましょう。

例えば次のような文ではnoneを使うことができます。

I waited for my friends in the park but none came.

私は公園で友達を待ちましたが、誰ひとりきませんでした。

上記文章では、主節のmy friendsを受けて従属節ではnoneが使われています。

ここでのnoneno friendsに言い換えることが可能です。

また、「none of +複数名詞」で「(〜のうちの)何ひとつ・・・ない」、「(〜のうちの)誰ひとり・・・ない」と言う意味になります。

例えば、次の文章を見てみましょう。

None of my friends came to the park.

私の友達のうち誰ひとり公園にきませんでした。

「none+複数名詞」の形で使う場合には前の文に特定の名詞が出てこなくても使うことができます。

また、noneは単数扱いとなりますので、動詞は三人称単数となることも覚えておきましょう。

それでは、例文で確認していきましょう。

Can I have a couple of bottles of wine? – Sorry, we have none now.

ワインを2、3本もらえますか?- すみません、今は1本もございません。

「none+複数名詞」の文章も確認してみましょう。

None of them likes sushi.

彼らのうち誰ひとりお寿司が好きな人はいません。

否定語句noneを使った慣用表現について

次に否定語句noneを使った慣用表現をご紹介します。

今回は次の2つをご紹介します。

  • none of one’s 〜
  • second to none 

1つ目からご紹介していきます。

None of one’s 〜

None of one’s 〜は「まったく・・・ではない」と言う意味を表す慣用表現です。

主語として、It’sがくることもあります。

この慣用表現を使った表現として、None of your business!、「余計なおせっかいはするな」、「あなたには関係ないことです」がありますので、この表現も覚えておきましょう。

それでは、例文を見てみましょう。

It’s none of my business.

私には関係のないことです。

もう1つ見てみましょう。

What time you come to home is none of my business.

あなたが何時に家に帰ってこようが、私の知ったことではありません。

second to none 

second to none は、「誰(何)にも劣らない」と言う意味の慣用表現です。

早速、例文を確認してみましょう。

He is second to none in English.

彼は英語では誰にも劣りません。

もう1つ確認してみましょう。

This product is second to none about durability.

この製品は耐久性に関して何にも劣りません。

否定の基礎2:hardly、scarcely、seldom、rarely

ここでは、否定語句のhardlyscarcelyseldomrarelyについてご説明していきます。

  • 否定語句hardly、scarcelyの使い方について
  • 否定語句seldom、rarelyの使い方について

まずはhardlyscarcelyの使い方から確認していきましょう。

否定語句hardly、scarcelyの使い方について

hardlyscarcelyは副詞で「ほとんど〜ない」という意味を表します。

どちらも同じ意味ですが、通常はhardlyがよく使われます。

助動詞またはbe動詞の否定の場合は助動詞・be動詞のあとに置き、一般動詞の否定の場合は一般動詞の前に置きましょう。

それでは例文で確認していきましょう。

I hardly listen to music.

私は音楽はほとんど聞きません。

もう1例文を確認していきましょう。

She can hardly speak Chinese.

彼女は中国語をほとんど話すことができません。

否定語句seldom、rarelyの使い方について

次に、seldomrarelyの使い方についてご説明していきます。

seldomrarelyは副詞で「めったに〜ない」、「〜の場合はほとんどない」という意味を表します。

seldomrarelyも、ものごとを行う頻度は20%くらいでほとんど同じですが、seldomの方がrarelyよりも堅い語となります。

こちらも、助動詞またはbe動詞の否定の場合は助動詞・be動詞のあとに置き、一般動詞の否定の場合は一般動詞の前に置きましょう。

それでは例文で確認していきましょう。

She seldom goes to the library on weekends.

彼女は週末はめったに図書館に行きません。

もう1つ確認しましょう。

I rarely play sports.

私はめったに運動しません。


ここまで、否定についてご説明してきました。

今回ご説明してきたような否定は日本人にとってあまり馴染みのないものかもしれません。

しかし、今回ご紹介してきたnonehardlyscarcelyseldomrarelyを使えるようになれば表現の幅が広がりますので、いつも通り何度も音読をしていただき、繰り返し文章を作る練習もしていただければと思います。

一歩ずつ頑張っていきましょう!

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