本日は命令文、感嘆文、祈願文の作り方をご説明していきます。
命令文とは、命令、要求、希望、禁止などを表す文です。
よく使われる表現なので、日本語でも英語でも馴染みがあると思います。
それでは、感嘆文や祈願文についてご存じでしょうか?
感嘆文とは、喜び、悲しみや驚きなどを表す文のことを言い、祈願文とは感嘆文の中で願望を表す文のことを言います。
例えば感嘆文の例として、次のような文章を挙げることができます。
How beautiful the sea is!
なんてキレイな海なんでしょう!
あまり馴染みがないかもしれませんが、この感嘆文は英語ではよく使われる表現のためぜひ使い方を覚えていただければと思います。
それでは、本日は命令文・感嘆文・祈願文についてご説明していきます。
命令文の使い方について
それでは命令文の使い方について次のとおりご説明していきます。
- 肯定文
- 否定文
- LetやShallを使った命令文
肯定文の作り方から見ていきましょう。
肯定文
命令文の肯定文は基本的に主語のYouを省略して動詞の原型で始まります。
そのため、語順は
動詞の原型+(目的語)
となり、文末はピリオド(.)で終わるか感嘆符(!)をつけることもあります。
また、pleaseを文頭や文末につけるとやや柔らかい語調になります。
例文で確認してみましょう。
Sit down, please.
座ってください。
Be quiet!
静かにしてください!
否定文
次に命令文を否定文にする場合についてご説明します。
否定文の場合は、動詞の前にdon’tを置きます。
語順は次のとおりです。
命令文の否定文の語順
Don’t+動詞の原型+(目的語)
早速、例文で確認していきましょう。
Don’t smoke.
タバコを吸わないでください。
もう1文確認しましょう。
Don’t be shy!
恥ずかしがらないでください!
LetやShallを使った命令文
letやshallを使っても命令文を作ることができますので、ここでは下記のととおりご説明していきたいと思います。
- Letを使った命令文
- Shallを使った命令文
まずはletを使った命令文の作り方を見ていきましょう。
Letを使った命令文
語順は次のとおりです。
Letを使った命令文の語順
Let’s+動詞の原型+(目的語)
letを使った文では「〜しましょう」という提案の意味を表します。
否定文の場合はLet’sのうしろにnotを入れます。
早速、例文で確認してみましょう。
Let’s go hiking next week.
来週ハイキングに行きましょう。
もう1つ確認しましょう。
Let’s not do that.
それをするのはよしましょう。
Shallを使った命令文
次にshallを使った命令文についてご説明していきます。
主語がweとIの場合で意味が違うためそれぞれ解説していきたいと思います。
まず主語がweの場合ですが語順は次の通りです。
Shall weを使った命令文の語順
Shall+we+動詞の原型+(目的語)?
意味は「〜しましょうか?」と提案の意味を表します。
また返答は次のとおりです。
Yes, let’s. はい、そうしましょう。
No, let’s not. いいえ、やめましょう。
例えば、次のような文章を作ることができます。
Shall we go to travel in Hokkaido?
北海道に旅行しましょうか?
Yes, let’s. / No, let’s not.
はい、そうしましょう。/ いいえ、やめましょう。
次に主語がIの場合ですが、語順は次の通りです。
Shall Iを使った命令文の語順
Shall+I+動詞の原型+(目的語)?
意味は「(私が)〜しましょうか?」、「〜してあげましょうか?」という意味を表します。
また返答は次のとおりです。
Yes, please. / Yes, do. はい、お願いします。
No, thank you. いいえ、結構です。
例えば、次のように言うことができます。
Shall I keep your luggage?
荷物を預かっていましょうか?
Yes, please. / No, thank you.
はい、お願いします。/ いいえ、結構です。
それでは、例文を見てみましょう。
Shall we go to watch a baseball game next month?
来週、野球の試合を観に行きましょうか?
Yes, let’s. / No, let’s not.
はい、そうしましょう。/ いいえ、やめましょう。
別の例文も見てみましょう。
Shall I go to buy your lunch for you?
お昼ご飯を買ってきてあげましょうか?
Yes, please. / No, thank you.
はい、お願いします。/ いいえ、結構です。
感嘆文の使い方について
次に、感嘆文の使い方についてご説明します。
感嘆文とは、喜び、悲しみや驚きなどを表す文のことを言います。
語順は次の2通りあります。
感嘆文の語順
How+形容詞または副詞+S+V!
What+a(an)+形容詞+名詞+S+V!
例えば、「何てキレイな花なんだろう!」と表したいときは、次のように表すことができます。
How beautiful this flower is!
この花はなんてキレイなんだろう!
What a beautiful flower this is!
これは何てキレイな花なんだろう!
また、感嘆文は主語と動詞が省略され、How / Whatと形容詞(または副詞)だけで表現されることもあります。
上記の例文を省略したもので表すと、次のようになります。
How beautiful!
なんてキレイなんだ!
What a beautiful!
これはなんてキレイなんだ!
それでは例文で確認してみましょう。
How hard you study!
あなたはなんと一生懸命勉強しているのだろう!
別の文も確認してみましょう。
What a great experience you had!
あなたはなんと素晴らしい経験をしたのだろう!
祈願文の使い方について
最後に、祈願文についてご説明します。
祈願文は、「〜しますように」と願望を表現したいときに使用します。
こちらはフォーマルな文章などの書き言葉で使用され、日常会話ではあまり使用されません。
語順は次のとおりです。
祈願文の語順
May+主語+動詞+(目的語)
早速、例文で確認してみましょう。
May the Queen live long!
女王万歳!
もう1例文確認してみましょう。
May I never meet such people again.
そのような人に二度と会いたくありません。
ここまで、命令文、感嘆文、祈願文についてご説明してきました。
命令文と感嘆文は日常会話でも頻繁に使われる表現となります。
命令文は作り方もそんなに難しくないため、ご自身でも文を作る練習をして会話でどんどん使っていきましょう。
感嘆文は語順が少し特殊ですので、何度も音読をして感覚を身につけ、会話で使う練習もしていきましょう。
祈願文については日常生活であまり使う機会はないかもしれませんが、文章で出てきた時に正確に訳せるように知識として身につけておきましょう。