【書き換え例文付き】直接話法と間接話法

  • URLをコピーしました!

本日は直接話法と間接話法についてご説明していきたいと思います。

直接話法とは、発信者の言葉をそのまま伝える話法のことを言い、間接話法とは、発信者の言葉をそれを伝える人の言葉に直して伝える話法のことを言います。

こちらは会話でも頻繁に使われる文法ですが、混乱して間違えを起こしやすいものになります。

例えば、「彼は、「明日は遊園地に行きます」と言った。」を直接話法で表すと、”He said, ”I am going to an amusement park.”となりますが、間接話法で表すと、”He said that he was going to an amusement park.”となります。

内容的には同じ内容になりますが、言い換えないといけない部分もあり混乱しますよね。

はじめはスラスラと口に出すことは難しいかもしれませんが、音読や言い換え練習を何度も行えば必ずマスターできますので頑張って練習していきましょう。

今回は直接話法と間接話法の使い方をご説明し、例文も多めにご用意しましたので1つずつ確認していきましょう。

目次

直接話法と間接話法の使い方

それでは早速、下記の順でご説明を行っていきます。

  • 直接話法の使い方について
  • 間接話法の使い方について

直接話法の使い方からご説明していきます。

直接話法の使い方について

冒頭でもご説明したとおり、直接話法とは、発信者の言葉をそのまま伝える話法のことを言います。

直接話法では、伝えられる言葉(被伝達部)を引用符(”)で囲みます。

被伝達部は独立した文のため、大文字で書き始め、文の種類によっては疑問符(?)や感嘆符(!)をつけることもあります。

それでは例文で確認してみましょう。

He said to me, “I have a cold”.

彼は私に、「風邪を引いています。」と言いました。

She said to her boss, “I want to take a day off tomorrow.”

彼女は彼女の上司に、「明日休みを取りたいです。」と言いました。

間接話法の使い方について

次に間接話法の使い方についてご説明していきます。

間接話法とは、発信者の言葉をそれを伝える人の言葉に直して伝える話法のことを言います。

間接話法では、直接話法の文にあった引用符はなくなり、被伝達部は名詞節として動詞の目的語となります。

また、間接話法では時制の一致や代名詞・副詞の言い換えが起こるため注意しましょう。

それでは、直接話法で見た例文を間接話法にしてみましょう。

He said that he had a cold.

彼は、風邪を引いています、と言いました。

上記文の伝達部は直接話法では “I have a cold”と、主語がIでしたが、間接話法の場合は上記文を伝える人から見た代名詞に言い換える必要があるためheとなります。

She told her boss that she wanted to take a day off the next day.

彼女は彼女の上司に、明日休みを取りたいです、と言いました。

上記の直接話法の文では「明日」をtomorrowとしていましたが、間接話法の文の場合、「彼女」がこの発言(明日休みを取りたいです。)を今日言ったわけではない場合はthe next dayと表します。

「彼女」が発言を「今日」言った場合はそのままtomorrowで構いません。

直接話法と間接話法の例文

それでは直接話法と間接話法の例文をそれぞれ見ていきましょう。

スラスラと言い換えができるように何度も音読していただければと思います。

(直接話法)

She said, “That baggage is mine.”

彼女は「あの荷物は私のものです。」と言いました。

(間接話法)

She said that that baggage was hers.

彼女は、あの荷物は私のものです、と言いました。

(直接話法)

My boss said to me, “You need to complete this task by next week.”

私の上司が私に「この仕事を来週までに終わらせる必要があります。」と言いました。

(間接話法)

My boss told me that I need to complete this task by the next week.

私の上司が私に、この仕事を来週までに終わらせる必要があります、と言いました。

(直接話法)

He said to her, “The TV show I watched last night was very funny.”

彼は、彼女に「昨日の夜に見たテレビ番組がとても面白かったです。」と言いました。

(間接話法)

He told her that the TV show he watched the previous night had been very funny.

彼は、彼女に、前の夜に見たテレビ番組がとても面白かったです、と言いました。

(直接話法)

My mother said to my father, “I’m going to go shopping with my friend tomorrow. ”

母が父に、「明日、友達と買い物にいく予定です。」と言いました。

(間接話法)

My mother told my father that she was going to go shopping with her friend the next day.

母が父に、明日、友達と買い物にいく予定です、と言いました。

(直接話法)

He told her girlfriend, “You are very good at cooking.” 

彼はガールフレンドに「とても料理が上手だね。」と言いました。

(間接話法)

He told her girlfriend that she is very good at cooking.

彼はガールフレンドに、とても料理が上手だね、と言いました。

(直接話法)

She said, “I want to live longer here.”

彼女は「ここに長く住みたいです。」と言いました。

(間接話法)

She said that she wanted to live longer there.

彼女は、ここに長く住みたいです、と言いました。

(直接話法)

My coworker said to his boss, “I have lived in Saitama prefecture for five years.”

同僚が上司に、「私は5年間埼玉県に住んでいます。」と言いました。

(間接話法)

My coworker told his boss that he had lived in Saitama prefecture for five years.

同僚が上司に、私は5年間埼玉県に住んでいます、と言いました。

(直接話法)

My sister said, “I’m hungry.”

妹が「お腹が空いた。」と言いました。

(間接話法)

My sister said that she was hungry.

妹が、お腹が空いた、と言いました。

(直接話法)

He told me, “I won’t take lessons today.”

彼は私に「今日は授業を受けない。」と言いました。

(間接話法)

He told me that he wouldn’t take lessons that day.

彼は私に、今日は授業を受けない、と言いました。

(直接話法)

My friend said, “I didn’t like sushi until last year.”

友達が、「私は去年までお寿司が好きではありませんでした。」と言いました。

(間接話法)

My friend said that she had not liked sushi until the previous year.

友達が、私は去年までお寿司が好きではありませんでした、と言いました。


ここまで直接話法と間接話法についてご説明してきました。

直接話法と間接話法はとても混乱しやすいと思いますが、何度も音読することでスラスラ言い換えられるようになりますので、頑張って練習していきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次