【意外と簡単!】分詞構文の使い方、訳し方

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今回は分詞構文について解説していきたいと思います。

分詞構文とは、分詞が動詞と接続詞のはたらきをして、その分詞の導く句が副詞句として用いられるものを言います。

この分詞構文は日常会話でも普通に使われる文法ですが、「分詞構文」と聞くだけで苦手意識を持つ方が多いのではないかと思います。

しかし、作り方や訳し方をしっかり理解すると実はとても便利な文法なんです。

例えば、「私は彼に会った時、風邪をひいていた。」と言い表したい時は’Seeing him, I had a cold.’と言うことができます。

‘When I saw him, I had a cold.’と同じ意味ですが、分詞構文の場合は従属節の接続詞を省略でき、動詞を過去形に変化させる必要がないので、慣れてくると意外に使いやすいんです。

本日は、会話でも使いこなせるように作り方や訳し方をご説明していきます。

目次

分詞構文の作り方

それでは分詞構文の作り方について次のとおりご説明していきます。

  • 肯定文
  • 否定文

まずは、肯定文の作り方から見ていきましょう。

肯定文

分詞構文を使う際の条件として、主節と従属節の主語が同じである必要があります。

主節と従属節の主語が同じであれば、従属節の接続詞と主語を省略し、動詞を分詞にすれば分詞構文を作ることができます。

例文で作り方を確認してみましょう。

Because I have a cold, I’m not able to join the party.

私は風邪をひいているのでそのパーティーに参加できません。

この文は主節と従属節の主語が同じであるため、分詞構文で表すことが可能です。

従属節の接続詞(Because)と主語(I)を省略し、動詞haveを分詞にすれば分詞構文の出来上がりです。

Having a cold, I’m not able to join the party.

他の例文も見てみましょう。

(Being) Tired, she went to bed early.

彼女は疲れていたので早く寝ました。

この文は’Because she was tired, she went to bed early.’とも言い表すことができます。

このように過去のことであっても主節と従属節の時制が同じであれば、従属節の動詞を分詞にするだけで分詞構文ができます。

また、be動詞を分詞にするとbeingですが、この場合は省略することも可能です。

もう1つ見てみましょう。

Eating lunch, he did homework.

お昼ご飯を食べながら彼は宿題をしました。

この文は’While he ate lunch, he did homework.’とも言い表すことができます。

否定文

次に否定文の作り方をご説明します。

否定文の場合は従属節の分詞の場合にNotを置くだけで否定文ができます。

早速、例文で確認しましょう。

Not doing homework, I was scolded by my teacher.

私は宿題をやらなかったので、先生に叱られました。

もう1つ見てみましょう。

Not studying hard, I won’t be able to pass a test.

もし一生懸命勉強しなければ、私はテストに合格できないでしょう。

分詞構文の訳し方

次に分詞構文の訳し方についてご説明していきます。

分詞構文は様々な意味を表すことができます。

  • 時を表す分詞構文
  • 原因、理由を表す分詞構文
  • 条件を表す分詞構文
  • 譲歩を表す分詞構文
  • 付帯状況を表す分詞構文

まずは、時を表す分詞構文から見ていきましょう。

時を表す分詞構文

分詞構文はwhenas soon asなどの時を表す副詞句の代わりに使うことができます。

早速、例文を確認してみましょう。

Coming home, she didn’t have her smartphone with her.

帰宅した時、彼女は自分のスマートフォンを持っていませんでした。

上記を通常の文に書き換えると次の通りです。

When she came home, she didn’t have her smartphone with her.

もう1つ見てみましょう。

Seeing us, he ran away.

私たちを見たとたん、彼は逃げ出しました。

上記を通常の文に書き換えると次の通りです。

As soon as he saw us, he ran away.

原因、理由を表す分詞構文

次に原因、理由を表す分詞構文についてご説明していきます。

becauseasなどの原因や理由を表す副詞句の代わりに分詞構文を使うことができます。

例文を見てみましょう。

Not liking her, I won’t join her birthday party tomorrow.

彼女のことが好きではないので、私は明日の彼女の誕生日会に参加しません。

上記を通常の文に書き換えると次の通りです。

Because(As) I don’t like her, I won’t join her birthday party tomorrow.

もう1つ見てみましょう。

Not being hungry, I didn’t eat dinner.

私はお腹が空いていなかったので夕飯を食べませんでした。

次の通り書き換えることができます。

Because(As) I’m not hungry, I didn’t eat dinner.

条件を表す分詞構文

次に条件を表す分詞構文についてご説明します。

条件を表すIfの代わりに分詞構文を使用できますが、こちらは慣用表現で使われる以外にはあまり用いられません。

例文で確認しておきましょう。

(Being)Used economically, this toothpaste will last four months.

節約して使えば、この歯磨き粉は4ヶ月もちます。

もう1つ見ておきましょう。

(Being)Used wisely, it will become your advantage.

賢く使えば、それはあなたの大きな武器になるでしょう。

譲歩を表す分詞構文

Althoughthoughの代わりに分詞構文を用いて譲歩を表す文章を作ることができます。

こちらも慣用表現で用いられることがほとんどです。

早速、例文で確認してみましょう。

Granting that he is smart, he isn’t cooperative with our task.

彼が頭がいいことは認めるが、彼は私たちの仕事に協力的でありません。

もう1つ見ておきましょう。

Granting that she is rich, she is not able to buy this house.

彼女がお金持ちと言うことは認めるが、この家を買うことはできません。

付帯状況を表す分詞構文

最後に、付帯状況を表す分詞構文についてご説明します。

whileasなどを使った2つの動作が同時に行われたり、続いて起こることを表す文章も分詞構文で表すことができます。

早速、例文で確認してみましょう。

Calling to him, I ate breakfast.

彼に電話しながら私は朝食をとリマした。

もう1つ見てみましょう。

She came home, turning on the air conditioner.

彼女は帰宅して、そしてエアコンをつけました。


ここまで分詞構文についてご説明してきました。

名前だけ聞くと難しそうな分詞構文ですが、使いこなせるようになるととても使いやすい文法です。

様々な意味を表すことができますので、訳し方をしっかり覚えてマスターしましょう!

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