【遅い方必見】リーディング速読トレーニングの方法について

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本日は速読トレーニングの練習方法についてお話ししていきます。

今回お話ししていく内容は、私がご紹介してきたリーディングの勉強を行ってきた方向けの速読練習についてお話ししていきます。

初心者の方がいきなり速読練習を行っても効果がありませんので、まだリーディングの勉強をされていない方は下記のページを参考にして勉強を進め、速読練習が可能なレベルになってから取り組んでくださいね。

参考:日本語並みに英語が読める!リーディング勉強法

上の記事を参考に勉強を進めていただいた方で、精読がある程度できるようになった方には精読練習をしていただきたいと思います。

しかし、やみくもに文章を速く読むだけで力は付くでしょうか?

答えはNOで、やはり何も考えずに速く読んだだけでは力はついてきません。

ただ単にアルファベットを脳内で発音する速さは上がるかもしれませんが、しっかり英文を理解した上で速く読むという読み方の練習にはなりません。

何も考えずに読むことは、文章の読み方を分からずに読むことと同じになってしまうためです。

そのため、今回は今一度速読について方法などをご説明していきますので、ぜひ速読練習に取り組まれる前に読んでみてくださいね。

目次

速読練習について

それでは、速読練習についてお話ししていきたいと思います。

ここまでみなさんは精読練習で一語一句を正確に読む練習を行い、英文を単語単位ではなく構文やフレーズ単位で捉える練習をしてきたと思います。

精読練習なのでゆっくりだとは思いますが、頭から英語の語順で訳していく読み方を身につけてきました。

速読練習でも精読と同じように構文やフレーズ単位で読んでいき、文章構造を理解することを心がけていきましょう。

そして、頭から読んでいくスピードを徐々にあげていきましょう。

読むスピードの目標ですが、日本語の新聞を読むときと同じスピードで読めるようになることを、目標としましょう。(もちろん、そのレベルまで辿り着いた際には、さらに上を目指してネイティブスピーカーのニュースキャスターが話すようなスピードで読めるようになれば言うことなしです!)

それではまず、どのような英文を使用して速読すればよいかお話ししていきます。

教材としては次のようなものを使用することができます。

・日本の英字新聞(Japan Timesなど)

・日本以外の英字新聞(New York Timesなど)

・書籍(ビジネス書など)

・雑誌(Time magazineなど)

・専門書

・論文

・小説

下にいくほど難しくなるため、まずは日本の英字新聞からスタートし、徐々にレベルをあげていきましょう。

おすすめは、精読練習をご説明した際にご紹介したJapan Timesです。

Japan Timesでもはじめのうちは難しく感じると思いますが、基本的に日本のニュースの取り扱いが多く、日本人である私たちは背景知識もある程度あるため理解がしやすいです。

Japan Timesで速読ができるようになってきたら、日本以外の英字新聞、雑誌や英語の小説などに取り組み、どんどんレベルをあげていきましょう。

なお、日本の本屋さんでも手に入りやすい雑誌としてはTime magazineがあります。

大きな本屋さんであれば比較的どこでも販売されており、手に入りやすいです。

しかし、Japan Timesよりも難易度が高いため、Japan Timesを完璧に速読できるようになってから取り組むのがオススメです。

そして最後に、精読や他の英語の勉強同様に、速読練習も根気と時間が必要です。

これからご紹介する手順で毎日取り組んでも、Japan Timesをスラスラと読みこなせるのに半年〜1年はかかります。

とても大変な道のりにはなりますが、ここまで精読練習を行ってきた方であれば必ず読みこなせるようになりますので根気強く取り組んでいきましょう。

速読練習の手順について

それでは、具体的な速読練習の流れをご説明していきます。

流れとしては次のようになります。

  • 速読を行う
  • 文章構造の確認
  • 記事の再読
  • 次の記事へ

1番から順にみていきましょう。

1 速読を行う

まず、記事を1つ選び、その記事を返り読みせずに頭から読んでいきましょう。

最終的に、日本語の新聞を読むときのスピードと同じスピードで読めるようになることが目標なので、できるだけそのスピードを意識して取り組みましょう。

ただし、頭から訳していって文章構造が取れなくては意味がないので、日本語と同じ速さで意味や文章構造が取れない場合は、訳せるスピードに落として読み進めてください。

1つの記事通しで読めると良いですが、長い場合は半分で区切るなどし、ある程度区切りの良いところまで読み進めます。

2 文章構造の確認

1つの記事または区切りのよいところまで文章構造と意味が全て理解できた場合、確認は必要ないため3の再読に進んでください。

理解できない文章があった場合は再読する前にその文章の精読を行ないます。

分からない単語は調べて、一語一句品詞分解をして文章構造を理解してください。

なお、文章構造や文の意味自体は理解できるけれど、文中に意味が分からなかったりあやふやな単語があった場合にも再読する前に辞書で調べてください。

3 記事の再読

文章構造と意味が全て理解できたら再度同じ記事を速読します。

再読する際は、1回目で日本語を読むスピードと同じくらいのスピードで読めた場合は、同じスピード、もしくはもう少しスピードが出せそうな場合は出せるスピードでもう1度読んでください。

もし日本語を読むスピードで読めなかった場合には、1回目より早いスピードで読むことを意識して読んでください。

読めば読むほど効果は出ますが、他の記事も読み進めていくため、時間のない方は最低1回再読して次に進みましょう。

4 次の記事へ

再読が終わったら次の記事へ進んでください。

毎日全ての記事を読むことが理想ですが、はじめのうちは難しいと思いますので、3割程度の記事を読めるように頑張りましょう。

このように速読の練習を行い、分からない部分は精読を行うことで、初見で理解できる英文が増えていき、日本語を読む場合と同じスピードで英文を読むことができるようになっていきます。


ここまで、速読練習の具体的な方法についてご説明してきました。

リーディングでスラスラと読みこなせるようになるには、文法の勉強から始まり、英文読解、精読、速読とかなりの時間と労力をかけて勉強することが必要です。

速読に辿り着くまでにも、文法の勉強や精読練習と時間がかかったと思いますし、ここでさらに速読の練習を半年以上もやらなければいけないとなると、モチベーションも上がりませんよね。

ですが、精読練習をみっちり行ってきたみなさんは既に英文を読みこなす力はついています。

あとは、読む速さをあげていくのみです。

ほとんどの文章を理解できるようになっていますので、精読をはじめた頃と比べると楽しく勉強を進めることができるようになってるはずです。

また、机に座って勉強する必要はありませんので、移動時間やスキマ時間を使って勉強を進めることもできます。

リーディングの速読ができるようになれば、リスニングもできるようになってさらに英語の勉強が楽しくなります!

必ず力は付いてきますので頑張っていきましょう!

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