ここでは一般動詞を用いた文章の使い方を解説していきます。
一般動詞とは、みなさんも英語の文章でよく目にするeat、have、take、playなどの動作を表す動詞です。
下の記事で説明したbe動詞以外の動詞は基本的に一般動詞にあたります。
この一般動詞の使い方は、英語を勉強するにあたり非常に重要となりますし、一般動詞を使いこなせることで、自分の行動や相手の行動など様々なことを表現することができます。
ただ、覚えることもたくさんあるので全て理解することが難しいこともあると思います。
英語の文章は疑問系にする際に語順が変わったり、時制によって過去形にする必要があったりと一度に勉強しようとなると大変ですよね。
しかし、語順や語形変化などポイントを絞って学習することで理解がしやすくなりますので、ここでは理解がしやすいように現在時制の肯定文に絞って説明をしていきます。
一般動詞を使った文章も疑問形にする際には語順を変えたり、時制によって語形が変化しますが、まずは現在時制の肯定文をしっかり理解すれば、その後の理解がしやすくなります。
そのため、まずはポイントを絞って理解し、例文を何度も音読して、一般動詞を使った文章を使いこなすことができるようになりましょう。(音読の方法については次のページも参考にしてください)
参考:実はコレだけ!日常会話レベルの英語が話せるようになる勉強法
私も英語を勉強した際は、まずは簡単な肯定文の例文を何度も音読し使い方を身につけました。
その結果、自分の行動を言い表すことができるようになり、表現の幅がかなり広がりました。
一般動詞を使って文章が作れるようになれば、みなさんも自分の行動を言い表せることができるようになりますので、これから説明するポイントをしっかり理解し、例文音読をしてくださいね。
それでは早速、一般動詞を使った文章の作り方を解説していきます。
ポイントは2つあります。
1 語順
2 動詞の変化
この2つを押さえれば一般動詞を使った文章を作ることができるので、しっかりと押さえてくださいね。
それでは1つ目から見ていきましょう。
ポイント1:語順
be動詞の解説でも説明したとおり、英語の語順は日本語の語順と逆で、主語の次に動詞がきます。
この語順は第1文型から第5文型まで同じです。
一般動詞を使った文章の文型については、動詞が自動詞か他動詞かで変わります。
自動詞とは、動詞のあとに目的語を取れない動詞で、他動詞は目的語を取れる動詞です。
目的語とは、動詞の動作を受ける対象となる名詞です。
動詞が自動詞の場合は第2文型となるため次の語順となります。
一般動詞(自動詞)の文の語順(第2文型)
S(主語)+V(動詞)
動詞が他動詞の場合は第3文型、第4文型、第5文型となりますが、ここではまず第3文型の語順を覚えましょう。
一般動詞(自動詞)の文の語順(第2文型)
S(主語)+V(動詞)+O(目的語)
それぞれ例文を見てみましょう。
自動詞(第2文型)の場合
I run in the morning.
私は朝走ります。
この場合、
I: 主語
run: 動詞
となり、runは自動詞で目的語を取らないため文章が完成しています。
in the morningは修飾語となります。
もう1つ例文を見てみましょう。
I usually go to school at eight o’clock.
私はいつも8時に学校に行きます。
この場合も、
I: 主語
go: 動詞
となり、自動詞goは目的語を取らないため文章が完成しています。
自動詞の場合、後に名詞を持ってきたい場合は前置詞を置いて名詞を置きます。
上記の場合、行く場所を表すためにtoを置き、その後に名詞(school)を持ってきています。(どの前置詞を使うかは、単語の使い方の決まりである語法によって決まっているため、辞書で確認するようにしましょう)
to school、at eight o’clockは文の要素としては修飾語となります。
他動詞の場合
We have dinner at that restaurant.
私たちはあのレストランで夕食を食べます。
この場合、
We: 主語
have: 動詞
dinner: 目的語
となります。
haveは他動詞のため目的語が必要となるためdinnerを置きます。
at that restaurantは修飾語となります。
もう1つ他動詞を使った例文を見てみましょう。
I write an article.
私は記事を書きます。
上記例文も同様に、
I: 主語
write: 動詞
article: 目的語
となります。
また、writeは自動詞、他動詞ともにありますが、「記事などを書く」と表したい場合は他動詞となるため目的語が必要となります。
このように、動詞には自動詞、他動詞ともにある動詞があるため、辞書で確認するようにしましょう。
ポイント2:動詞の変化
次に動詞の変化について説明していきます。
主語に3人称単数の名詞が来る場合、動詞が変化します。
3人称とはhe、she、they、it、this、that、these、those、人の名前や物の名前を指します。
これらのうち、he、she、they、it、this、that、人の名前や物の名前(単数の場合)が3人称単数となります。
these(これら)、those(あれら)、物の名前(複数の場合)は複数ため、3人称単数には含まれません。
なお、1人称はI、we、2人称はyouを指します。
主語が3人称単数の場合は、動詞が変化することとなります。
一般的には動詞の語尾にsが付くものが多いです。
例:
eat → eats
drink → drinks
sleep → sleeps
しかし、不規則に変化するものもあるため、初めて使う動詞に出会ったら辞書で動詞の変化を確認するようにしましょう。
例:
have → has
go → goes
それでは動詞の変化について例文を人称別に見てみましょう。
人称 | 例文 | 意味 |
1人称 | I eat dinner. | は夕飯を食べます。 |
2人称 | You eat dinner. | あなたは夕飯を食べます。 |
3人称単数 | He eats dinner. | 彼は夕飯を食べます。 |
3人称複数 | They eat dinner. | 彼らは夕飯を食べます。 |
1人称 | I buy books. | 私は本を買います。 |
2人称 | You buy books. | あなたは本を買います。 |
3人称単数 | He buys books. | 彼は本を買います。 |
3人称複数 | They buy books. | 彼らは本を買います。 |
上記の通り3人称単数の時だけ動詞にsがつき変化します。
ここまで、一般動詞の使い方について解説してきました。
一般動詞を使った文章は日常英会話でも頻繁に話されるためとても重要で、これから英語を勉強していくにあたって基礎となるものです。
一般動詞を使った文章も疑問形にする際には語順を変えたり、時制によって語形が変化しますが、ここまでで解説してきたようにまずは現在時制の肯定文をしっかり理解すれば、その後の理解がしやすくなります。
ご説明してきたように、まずは語順と動詞の変化を意識して文章作ってみましょう。
また、今回ご紹介した例文を何度も音読して自分のものとし、言いたいことを表せるようになりましょう。